この映画も説明しにくいですね。とにかくマイヨールとエンゾはライバル。一人女が絡んで、この女はマイヨールが好き。マイヨールは潜ることで純化しちゃって、そのままイルカになっちゃいそう。エンゾは陽気なイタリアン。マイヨールと競い合って、体はヤバイとこまできてる。それはマイヨールも同じ。ってなとこですね。アメリカ、日本で公開されたグレート・ブルーのフランス本国版ってことなってます。日本は後にこっちも公開されました。違いは、尺があわなかった約40分のシーンが追加されてる。場所の設定がシシリーになっている。(グレートはマイアミだっけ?)そして、オチが違う。マイヨールが救われるか救われないか。これは大きな違いですね。
僕は、「後味の悪い映画ほど好き」ですから、グランのほうがよいわけですが、キネ旬で岡部まりは、「グレート」のほうが好きだと書いてました。
最近、フリーウィリーとか、フリッパーとかイルカ映画多いですね。この映画はイルカが主役じゃないけれど、イルカはでてます。
ジャック・マイヨールという人は実在で、今でも(相当な歳だが)潜ってます。若いころ、日本に住んでたこともあるそうですよ。海女さんを尊敬しているそうです。なんでも、潜る深さはともかく、海中にいるのべ時間が海女さんのほうが長いそうです。一日4〜5時間は潜ってるみたいですね、海女さん。
マイヨールを演じたマルク・バールは、日産スカイラインのCMにでてました。(あれ、そうでしょ?)エンゾのジャン・レノは、ホンダのオルティアのCMにでてます。
さて、近頃ではアメリカにも進出して、日本でもえらく人気のあるジャン・レノが主演した映画といえば…。