蒲田行進曲
監督/深作欣二
主演/平田 満

大スター"銀ちゃん"を慕うヤスは、銀ちゃんの女"小夏"を押しつけられる。銀ちゃんの身辺整理のために。小夏は身重。小夏はヤスと一緒になることを決意し、事は丸く納まるかと思ったが、ヤスが銀ちゃんのために階段落ちに挑むことになる。

というストーリーはみんな知ってる超メジャー邦画の一つ。つかこうへい作の映画としても最高傑作でしょう。LDジャケットのキャストを見ると松坂恵子、風間杜夫、平田満の順ですが(ギャラはそうだろうけど)やっぱり主演は平田満ですよね。(この年の日本アカデミーどうだったかな?'82キネ旬ベスト1です。)
演出的に舞台を感じさせるシーンが散見できるのは脚本のためでしょうか。深作監督が撮っても舞台的になるのだから、脚本の力は偉大ですね。
僕は、映画作ってる人の映画って好きなんですよ。「キネマの天地」とか、以前日テレの金曜ロードショウ枠で放送した(テレビ用作品)「映画三国志」(主演、中村雅俊)も良かった。

この映画はラストシーンの後、「カット」の声が入ってクランクアップの打ち上げ風景を演じつつテロップロールになりますが、一昨年?(あれその前の年だったかな)見た、つかこうへい原作の映画「寝取られ宗介」のラストも同じような演出でした。この映画、玉川良一の遺作になりました。宗介好きなんだけどなぁLD出てないだよな。(好きな映画のLDが出ないって現象は、例え媒体がDVDになろうが変わらないでしょうね。権利関係やイニシャルコストが複雑になれば、LDより条件が悪くなる可能性もあるし…)

さて、つかこうへい原作の映画といえば、実はコッチの方がすきなんです。


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