このコーナーが映画リレーじゃなくてLDリレーなのは、こんなLDも紹介したいからなんだな。言わずと知れたドリカムさんのライブビデオです。50万人のドリームキャッチャーなんてキャッチもついて、規模のデカさに圧倒されます。
ライブ盤好きなんですよ。楽曲=作品ならば、何度もやり直して作り上げられたスタジオ録音盤がいいんですが、一面、歌い手さんにとって、楽曲=芸でもあるわけで、その場合ライブ盤がいいですね。
歌い手さんにとっては、スタジオ録音のCDってのは、いわばその楽曲を初めて歌った時の録音。対してライブ盤は、コンサートやキャンペーンや、テレビ番組という本番で何度も歌ってきた集大成なわけです。最大の魅力はそこですね。
それに、一度でも生ライブに足を運んだ向きなら、あの臨場感、忘れられないよね。
さて、ドリカムとカラックスの接点はというと。go for it! という楽曲に、こんな詩が付いてます。「今夜あたり 見直してみよっかなぁ? あなたの好きな カラックスも ジェリー・アンダースンも…」
さては、吉田美和もカラックスにハマッたクチかな?なんて、初めてこの曲聞いたときには、我が耳を疑いましたよ。でも、愛川欣也も、岡本夏生も「なるほどザ・ワールド」でポンヌフの恋人ネタと思われる会話をしてたから、見てる人はみてるんだなぁってことで…。
それにしても、知ってる人なら、この詩はニヤリとするところですが、ドリカムファンの大多数はカラックス知らないでしょ。この部分が「映画(もしくはビデオ)を見直す」であることすら判りにくい。聴き手は気にならないのでしょうか。気にならないのかな、最近の聴き手は詩を聞いてないっていうし。僕は断然「詩」派なもんですから…気になって。
さて、音楽へ飛ぶと映画に戻しにくい。 ドリカムさんといえば、NHKの朝ドラ「ひらり」のテーマソングをやってましたね。でひらりの主演は(おっタイトルロールだね、この番組)石田ひかり。ならこの映画でしょ。