といっても、結論は元の鞘に納まるんですけどね。向田邦子の原作をほぼ忠実に映画化してます。あ･うんはNHKでも杉浦直樹でドラマ化してますし、向田作品は毎年TBSで久世光彦がドラマ化(黒柳徹子がナレーションのやつ)してますね。好きなんですよ。こういうの。
門倉に(今、話題の)板東英二、水田の妻たみに富司純子(この人名前の読み方ときどき変えるよね)、その娘に富田靖子、門倉の囲う女に(もう、見られない)山口美江を配してます。
ここでの健さんは、戦いません。友情を大切にする中年(少年みたいな)男です。ちょうど、FMVのCMみたいな感じかな。そこがいいんです。今ではこんな健さんも"あり"ですけど、この頃の健さんはイメチェンに苦労してたみたいですね。
板東英二はこの映画で、新人賞総なめしました。

さて、この映画の最後のほうで、出征する恋人を富田靖子が追いかけるというシーンがあり、これがグッとするところなんですが、その出征する恋人が真木蔵人。最近ほとぼりが冷めて、ドラマにでるようになりましたね。で、その真木蔵人が主演した映画といえば…